史学家になるには - 三木玲治<考古学者> -

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三木玲治と玄室の奥壁 | 史学家

三木玲治と玄室の奥壁 | 史学家

 

梅坂公園内にヒャーガンサン古墳があります。“ある”と記したものの、築造当時からこの場所にあったのではなく、公園内に移築されたものです。
ヒャーガサン古墳は、もともとヒャーガンサンと呼ばれた丘陵の頂部に築かれた直径約20メートルの円墳です。
埋葬施設は全長6メートルを測る複室の横穴式石室です。玄室の奥壁に円文がベンガラで描かれています。
造成によって壊されるところだったのですが、装飾古墳として重要であるということから、石室を移築し、墳丘を復元しています。
「移築しているぐらいだから、見学できるのかなぁ」と期待していたものの、石室の入り口はしっかり施錠されていました。
あぁ、またしても…。一支国博物館の見学中、弥生時代壱岐を舞台にしたドラマを鑑賞しました。
遺跡の説明と、そこから想像されることを物語にしたストーリーで、エンディングは原の辻遺跡の遠景で締めくくるというものでした。
上映が終わりスクリーンが上がると、スクリーンの裏にある窓ガラスから、先ほど映像で見た原の辻遺跡の遠景と全く同じアングルで実際に見えることが出来るという、
なかなか趣向を凝らした作品でした。
私が見たときは残念ながら雨霞に曇ってぼんやりとしか原の辻遺跡の様子を見ることができなかったのですが、その遠景を見たとき、「(博物館から原の辻遺跡まで)遠ぉっ!!」って
間髪いれずに口から出てしまいました。
雨がかなり降っていたのと、風もやや強く吹いていたので「原の辻遺跡に行くのは諦めようかなぁ」と思っていたのですが、せっかくこうして壱岐まで来て原の辻遺跡に行かないのは勿体無いので、頑張って見学に行くことにしました。

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